突然のテレビ取材に、思いがけず忙しくなった先週の練習でしたが、
今週も、、、、今日はこれからコンサートに出演です。
なんと、銀座!まで行くのです!
初めての、都内での、そして夕方からのコンサート。
みんなよろしく~
今日は舞台の大きさなどの関係から、参加人数は11名。
朝11時に練習。
今日一緒に歌うソプラノのお姉さんが合流、ごあいさつのあと、
みっちり練習。
12時半、練習終了。
みんなでご飯と休憩タイムです。すでにピクニック気分です。
私「みんな、これから長いからね~、しっかり食べてしっかり
休むんだよ!」といいつつも、
楽しい女子トークにしばし、リラックス。
ではしゅっぱーつ。
みんなで電車で銀座まででかけます。
みんなしっかりついてくるんだよ~・・・
大きな子が小さな子の手をひき、、、移動中。
朝からの練習とその後、おねえさんたちと少々はしゃぎ過ぎ、
また満員電車にも乗り、やっと座れた時にはおねむモードのおちびさん。
いいよいいよ、ちょっと寝てようね~
ハイ、無事銀座に到着!駅を出たら・・・道は歩行者天国。
ブランドショップが立ち並ぶ通りをワイワイいいながら現地へ向かいます。
こども「おお~、、、なんだか大人なまちだ~・・・」
私「そうだよ~。銀座だからね~。先生も実はくるのはじめてなんだ~」
こども「なんだか、超、おっしゃれ~、、、、、」
「あっ、あれカワイイ~」「わ~素敵~」「キラキラ~」
みんな、女子ですね~・・・
私「こら~、よそ見してると迷子になるぞ~」
こども「わっ、先生!超キラキラのたっかそーなお店だよ~、これ何てお店?」
私「うん、ここは『ティファニー』っていうお店だよ~」
こども「へ~・・・きれいだな~~」
いつかお買い物にきたりする子もいるんだろうなあ・・・
そんなこんなで無事現地に到着。いつも合唱団が行く会場とはちょっと
雰囲気が違う、なんだか、おしゃれ~な、ものものしい感じ・・・
セキュリティチェックもしっかりしているので、裏口で、一人一人名前をいって、
入館証を首からかけます。
ちょっと休憩したら、リハーサルです。
とってもキレイなお姉さんたちがたくさん!!
女の子たちは目がハートになっていました。
それでもぴりりとした会場の雰囲気に、子供たちも真剣です。
舞台を見守りながら袖で出番を待っています。
無事に「ドレミの歌」練習終了。フィナーレの練習のためまた待機。
幼稚園児もいるのですが、大きいお姉さんと、静かに楽しく待っています。
チェロ奏者のお姉さんが楽器をとりにきました。
こども「何が入ってるの?」
お姉さん「これだよ」
こども「おっき~、なんでこんなに大きいの?」
お姉さん「・・・(笑)ほんとだね、なんでだろうね?」
お姉さん、お忙しい中、優しくおしゃべりして、
大切なチェロを見せてくださいました。
普段なかなか間近で見る機会もないですので、
いろんな楽器を興味津々にみていました。
リハは無事終了。ここが今日のみんなの控え室。
着替えて出番をまちます。
さあ、いよいよ本番がはじまります。ケープと帽子をきて、
舞台袖に直通のエレベーター前で待機。
豪華なドレスのお姉さんが次々エレベーターに乗り込むのを見て・・・
子ども「あ~、、もう、こまっちゃう~;;」
私「何が?」
こども「可愛いドレスがいっぱいありすぎてさ~、
どれにしようかまよっちゃうんだよ~」
いよいよ合唱団の出番です!
舞台袖で待ちます。照明もキラキラ、とても華やかな舞台。
子供たち、そして、ソプラノの播摩夏奈さんと一緒に、とっても元気に歌いました!
写真がないのが残念~。手に入ったらご紹介いたします。
「ドレミの歌」のあとは、いったん楽屋に戻り待機。
食べたい子はこの時間に食べておきます。
「おなかすいた~・・・」
今日はみんなはお昼と、夕方用の軽食を持参。お菓子やおにぎり、
パン、なんでもいいのでもってくることになっています。
こども「せんせ~、今食べていいの?」
私「いいよ、お腹すいちゃうからね、まだ時間かかるからいいよ。
何かもってきた?」
こども「・・・あのね、あったんだけどね、夕方に食べちゃってね、
でも、食べたいんだけどね、・・・・
もうなくなっちゃったんです」
そうだよね、お昼たべてから移動して、あとは食べられるときに
ちょこちょこ食べながらで、17時半からの本番。
こういうの初めてで、大人みたいに調節するなんて難しいよね。
そう思って準備しておきました~
私「いいよ、先生もってるから食べる?おにぎりとかパンあるよ」
こども「いいの?たべます~」
コンサートの時はなんだかんだいいながら、こんなふうにみんなで
食べたりする時間も多くて。
持ってきたものをいつもみんなに配って歩く子、小さい子にわけてあげたり
袋を開けてあげたり。これも合唱団のいつもの光景。
みんなで同じ場所で一緒に食べるって楽しいね。
さあ、舞台はフィナーレです。最後の出番に再び舞台袖へ。
みんな神妙な顔してますね。
今回は、「アテンド」といって、主催の代表の方と手をつないで、
舞台にお連れする役目を、合唱団の子どもたちの中から、3人の子達が
務めてくれました。3人とも、今日はじめていわれたけど、
しっかりできていましたよ。
無事フィナーレも終了。合唱団の出番はこれでおしまい。
みんな、お疲れ様!一緒に歌った、ソプラノの播摩夏奈さんとイエイ!
みんなのことをとても上手にリードしてくださいました。
おかげでのびのび歌えました。
今回、合唱団に声をかけてくださった、企画・演出・司会・歌まで大活躍の、
素敵なMCのお姉さん、奥村みずほさんに、「とってもじょうずだったよ!」と声をかけてもらいました。
他の方々からも、「かわいかったよ」「じょうずだったよ」「よくがんばったね」
と、たくさんほめていただきました。
ごあいさつのあとは着替えて帰ります。会場で解散なので、
お父さんお母さんと帰る子もいます。
先生と一緒に帰る子達で、駅へ向かいます。
子ども「キラキラだ~・・・」
「やっぱ、おとなの街ってかんじだよね・・・」
「夜にさ、こどもでさ、銀座のさ、こんなとこ歩いちゃってる
なんてさ、すごいよね!」(時間は夜19時40分。保護者のみなさま、
遅くまでお連れしまして申し訳ありませんでした・・安全には充分気をつけて
おります・・・)
きらびやかなショーウインドーを見ながら駅へ。
素敵なカフェやレストランも見えます。
こども「いいな~」
私「いつかみんな大人になったらさ、コンサートでがんばった後はさ、
こういうキラキラのとこでさ、お茶したりご飯食べて帰ろうよ」
こども「いいね~」
いつまでもそうやって歌えたらいいね。
(いつまでもそうやって歌って大人になってまだやっている先生です^^)
ご来場のお客様、今日のコンサートを主催された、
麻布ライオンズクラブの皆様、primoのみなさま、そして、
スタッフ関係者のみなさま、そして、保護者の皆様・・・
ほんとうにありがとうございました。
みなさまのおかげでこどもたちは、様々な経験をし、様々な方たちとふれ
あい、真剣に仕事をする大人たちの背中を間近でみることができます。
「大人も子どもも関係ない。大切なモノをつくるためにどれだけ真剣に
なれるか、それは子どもだって大人にまけないくらいできるんだよ。」
とよく伝えています。
私がどのような場面にも、例えば今日のように少々ハードかなと
思うスケジュールでも、機会があればこどもたちを参加させたい
と考えるのは、「真剣な大人の背中にすこしでもたくさん触れさせたい」
と思う気持ちもあるからです。
テレビ撮影、コンサート・・・
そこにいるのは、ものづくりの仕事をする大人たちです。
ときとしてその現場はピリピリします。
そして、真剣な場であればあるほど、そこの大人たちは、
子どもたちを子供扱いしません。
「こどもむけ」に、「わかりやすく」はしゃべっても、子供扱い、
はしない、そんな雰囲気です。
といって、叱られたり怒鳴られたりするわけでもありません。
淡々と、対等に、子どもにわかるように説明や指示を出します。
そういう大人の姿勢は必ず子どもに伝わります。
「ちゃんとできるかな~、意味わかったかな~・・・」
ハラハラする私をよそに、初めての方の淡々とした指示にすうっと
なんでもなく動く子どもたちの姿に、はっとさせられることもしばしばです。
(もちろん、うっかり騒いで叱られることもしばしば、
いや、時々、いや、かなり、、、;;)
私は、こどもたちはそれぞれが、「今の自分に求められていること」
「自分がここで果たせる役割」「自分がここでどんなふうに役立つのか」
そういうことを、それぞれの現場で感じ、実行でき、結果まで体験できる
のはとても大切なことであり、また、楽しいことだと思っています。
おままごとも楽しいけれど、「ほんもの」をできたらもっとワクワクする。
誰かの役にたったら、もっとうれしくなる。
それは、社会の一員として自分が確かに存在している、という、「実感」です。
それは、言葉で教えても伝えられるものではありません。
頭でわかるものでも、すぐにわかるものでもありません。
だからこそ、そんな、「現場」に連れて行き、自分も含め、
大人の思いや背中をたくさん見ておいてほしい。
そんなふうに思っています。
最後に・・・
奥村みずほさん、
播摩夏奈さん、は、
今日ご一緒させていただいた、pappという、女性コーラスユニットの
メンバーで、お二人ふくむこのpappのみなさんは、私(渡辺)の所属して
いた、関西のローゼンビート少年少女合唱団の先輩であり、
仲間である、とても懐かしく大切な方々です。
高校生のころ歌っていた仲間と、大人になった今、こうしてここで共演できた
こと、すごくすごく、嬉しいです。いつか、みんなで、その合唱団のある、
「ローゼンビート」へ、行こうね!
・・・・・とっても、とっても、かっこよくて、おおきくて、
素晴らしい音楽をたくさん残し、こわかったけど大好きだった、
「先生」がいた、大切な大切な場所で、大好きな仲間のいる地です。
・・・・「先生」、昨日の舞台、みてくれた~?
「先生」の少年少女合唱団の「もと」こどもたちと、
「今の」こどもたち(孫!?って感じ?)で、ちょっとだけだけど、
一緒にやったんだよ~ またこれからきっと、やるよ~・・・
・・・「おまえらみんな、あいかわらずやな~」って、いうてはるかしら。
さあ、9月の合唱団リサイタルに向けて、練習練習~!
みんな、よろしくお願いします!
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