緊張感!

コンサートまで練習はあとわずかになった。

今日は保護者のみなさんに、歌を聴いていただく。
本番の緊張感はそのときにしかわからない。
でも、少しでもその雰囲気を味わっておくため、保護者のみなさんに
お客さんになっていただき、先々週から2回ほど
、本番のように歌を聴いていただている。

順調に歌いすすめていったが、終盤の、子供たちに人気の
「黒猫のタンゴ」で、ありえないミスが発生!誰が?
、、、、、私である。

なんと、3番を飛ばしたらしい。ピアノを弾きながら、
こどもたちの様子をみていて、「次はよく忘れちゃうところだから。。。」
と歌詞をリードしようとしたら、間違えたらしい。

私は一瞬、あれ、と思ったが、音楽をとめるわけにはいかないので、
そのまま最後まで続ける。不審顔の子もいたが、なんとか最後まで
ついてきてくれる。

練習とはいえ、本番さながらの、ミニコンサート状態。
もしこれが本番であっても、多分お客さんには気づかれないはず。。。
だから、流れをとめないように、最後のウンパッパを歌って、
そのあとで確認しようと思い、次へいこうとしたら、、、

「先生、今3番歌わなかったよ」「うん、歌わなかったよね。」
「(あちゃ~)や、やっぱり!?」ちょっと大きい子も。
「よるのあかりが、て歌おうとしたら、せんせーが、素敵な、、、
て、2番いうからさ。」、、、、「ご、ごめんね!先生、間違えた!」

見守っていてくださる保護者のみなさんを背中に感じながら、
こどもたちと、なさけなーいやり取りをする。

そう、こういう場合、大人だったら、本番さながらのこの場では
指摘せず、全部終わってから、確認、となるところだが、こども
たちにそんなことは通用しない。彼らにとってみたら、いっしょう
けんめいお父さんやお母さんの前で歌ったのに、ちゃんとできたと思ったのに、
先生が違うとこリードして、間違いを歌わされちゃった、なんて、
くやしいにちがいない。

ほんとうに申し訳なかったので、あとであらためて子供たちに謝る。
「ほんと、ごめんね、先生、ちゃんと練習してくるからね!」

自分だけがひっぱっていくのではない。
自分もまた、子供たちにひっぱっていってもらっているのだ。
彼らはちゃんとできている。信じて、もっとまかせるべきなのだ。

本番の緊張感を味わうため、わざわざ保護者のみなさんにきていただき、
いちばん効果?があったのは、こどもたちではなく、私だったので
あった;;。

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